思いつく限りのことをできるかぎり実行しても、人間暇なときは暇なものです。忙しいときはあんなにも「はやく休みにならないかなあ」なんて思うのに、いざ休日になると、どうしてこうも暇を持て余すのでしょうか。やれる限りのことはやって、それでも時間が余るとき、こうなったら寝て過ごすという選択をしてみませんか?
まれに「寝るのが趣味」という人がいます。そういう人は寝る場所さえあれば、あとは時間が許す限り寝てしまえばいいので簡単です。しかし暇だから寝るという選択をした者には、さあ寝ようですむ話ではありません。それができるなら今ごろはとっくに寝ているからです。そこで寝る環境にこだわってみましょう。
まずは音です。世の中には色々な種類の音楽が販売されていますが、リラックスが目的のために作られた音楽もあります。やさしい音色の楽器で演奏された音楽は聴いていてとても和やかな気分にしてくれるでしょう。また、音楽ではなく水の流れる音や鳥のさえずりで構成された、自然環境音を集めたCDなども発売されています。音楽を聴きながら眠るのは難しいという人には、こちらがお勧めです。それもちょっとという人は、ずばり耳栓! 耳栓が周囲の音をシャットアウトしてくれるので、車の走る音やご近所さんの話し声などを気にすることなく眠れます。サイズや付け心地が商品によって違うので、自分にあったものを探しましょう。
眠るときに肌に触れるものにもこだわってみましょう。まずインナーですが、しめつけがきついと快適とはいえません。ゆったりとしたものが好ましいです。寝巻きはジャージやスウェット製品ではなく、あえてシルクのパジャマをお勧めします。シルクは肌触りが滑らかなだけでなく、大変に通気性がいいという性質をもっています。寝ていて汗をかいたとしても、シルクなら快適に寝ることが可能です。
シーツはせっかくですから、洗ったばかりのものを用意しましょう。布団は太陽の光できちんと干したものが好ましいですが、天候などの事情で難しいという人もいるでしょう。その場合は布団乾燥機がおすすめです。普段何気なく使用している布団が、乾燥機を使用するだけでずいぶん変わります。布団は意外と湿気や汗を吸い込んでいるんですね。ダニにも効果があるので、積極的に使用したいところです。最後に枕ですが、抱き枕を用意してはいかがでしょう?両手両足でぎゅっと枕に抱きついてみるのも、たまには面白いかもしれません。わざわざ買わなくても布団で代用する方法もあります。布団を丸めて紐で縛れば完成なので、とっても簡単です。自分が一番いいと感じる大きさ・厚さに調整しましょう。
ただ寝るという行為でも少しのことにこだわれば、色々な方法やアイテムが出てくるんですね。単純なだけに置くが深い睡眠ですが、これだけ気を配れば快適に寝ることができそうです。せっかく暇なんですから、だらだら何もせずいるよりも、思いっきり寝て平日にそなえましょう。そのほうが断然有意義に暇をつぶしたと言えるのではないでしょうか。ただ、寝すぎて頭が痛くなるのだけは気をつけてくださいね。